ちょっといい話 ~金印~

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2013年07月24日

志賀島 金印

金印表先日、閉店間際にご夫婦のお客様がご来店されました。
ご主人は額に大粒の汗を滴らせながら「先ほど電話した者ですが、金印のレプリカを置いてあると聞いたのですが、ありますか?」
「はい、置いてます。こちらですね」とショーケースにご案内すると「あ~これこれ!これを探して来たんです」
「どちらからお見えですか?」と私がお訪ねすると「愛知県です」
「え~!」びっくりしました。

よくよくお話をうかがうと、福岡にご夫婦で旅行に来られ、ご主人様が“金印のレプリカ”を旅行中に必ず買おうと決めていらっしゃたそうです。それで旅行の最終日に博物館へ行ったところ、運悪く定休日だったのです。ご主人は慌てて博多駅ビルならどこかに売っているだろうと博多駅まで戻り、あちこち探されたそうです。

金印印面しかし、探せど探せど見つからない。途方にくれかかったところ、あるお店の店員さんが「うちには置いていないけど、あそこならあるかも?」と電話をかけてくれたそうです。しかし、そのお店にも置いていなかったそうです。そして、そのお店の方が「ヒロカネなら置いてあるっちゃないかいな」と仰っていただいたそうです。

お客様は祈る気持ちで、ヒロカネにお電話をされました。
ヒロカネギフトサロンの女子スタッフが電話でお答えしました。「はい、置いてあります」お客様は地下鉄やバスの路線もよく判らないので、博多駅から猛暑のなか歩いて当店まで来られました。

金印のタイタック

お客様曰く「博多の人は皆、親切ですね。また遊びに来たいです。」
無事、金印のレプリカとついでに金印のタイタックをご購入され満足そうに「あと、屋台と中洲を見物してから愛知に帰ります。」と仰いました。

遠方から来られ、福岡の街に良い印象を持ってお帰りいただく。とても嬉しいことです。来年は大河ドラマでも取り上げられ、観光客の方も増えると思います。
せっかく福岡へ来られたお客様には「また来たいな。」と思っていただける、街ぐるみでのおもてなしが出来たらいいな、と思います。